ブログとは？初心者向けに日記・SNSとの違いやメリットをわかりやすく解説
「ブログという名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなサービスかわからない」
「日記やSNSとは何が違うの？」
このように疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下のポイントに沿ってブログとはどのようなサービスなのかをわかりやすく解説していきます。「ブログについて知りたいが、今さら聞けずに困っている」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ブログとはどのようなサービスか
- ブログはなぜ広く人気を集めたのか
- ブログと日記やSNS、ホームページの違いは何か
- ブログを始めるメリットや、どのような人におすすめか
ブログとはウェブログの略称で個人や企業のWebサイト
ブログとは、ウェブログ（Weblog）の略称で、インターネット上で情報を発信するためのWebサイトの一種です。
日記をはじめ、専門的な内容やリアルタイムなニュース、コラムやレビューなどさまざまな情報を掲載でき、ブログだからといってコンテンツ内容が決まっているわけではありません。ユーザーも個人に限らず、法人や団体などが運営するブログも多く見られ、Webマーケティングや情報発信の一環として活用されています。
そんなブログの特徴としてあげられるのが、以下の3点です。
- 定期的な情報発信に向いており、新たな情報を提供し続けたい場合におすすめ
- インタラクティブ性が高く、記事にはコメント機能を付与できるため、コミュニケーションの場としても活用可能
- SEO対策（検索エンジンへの最適化）を行うことで、特定のキーワードでの流入・集客効果がある
また、ブログはテキストだけの発信ではありません。利用するブログサービスにも左右されますが、基本的にコンテンツの自由度は高い点も特徴です。写真や動画、音声ファイルなど、さまざまなメディアを組み込みながら情報を発信できます。そのため、テキストだけではわかりづらい点を画像や動画で補足するといった方法も可能です。
また、ブログサービスによってはSNSアカウントとの連携も可能で、ブログを更新した際にはSNSアカウントでその旨を発信できます。記事ごとにSNSシェアボタンがつけられているなど、SNSと併用することによって、ブログの内容を簡単に共有できるケースも多くなっているようです。
ブログが一般に浸透した3つの理由をわかりやすく解説
2003年〜2005年頃にはブログブームが訪れ、個人・法人問わず広くブログが利用されるようになりました。そして今もなお、さまざまなコンテンツがブログで発信されています。
ブログがここまで広く浸透した背景には、次の3つの理由が考えられるでしょう。
- 無料サービスやWordPressの登場で開設が簡単になった
- 自己表現や収益化の可能性が広がり個人からビジネスまで普及
- 情報発信の民主化が進み一般的なメディアへと成長・発展した
ここからは、ブログが多くの人気を集めた理由について詳しく解説していきます。
無料サービスやWordPressの登場で開設が簡単になった
ブログが広く浸透した理由の一つは、無料で利用できるブログサービスや、WordPressのようなオープンソースプラットフォームが登場したことによって、ブログ開設のハードルが低くなったためです。
1994年頃、日本IBMが「ホームページ・ビルダー」をリリースしたことをきっかけに、個人運営のブログは増えていきました。しかし、より一般的な普及を見せたのは、2003〜2004年ごろです。この時期には、今もなお人気を誇るはてなダイアリーやアメーバブログをはじめ、livedoor BlogやSeesaa Blogといった無料のブログサービスが続々とリリースされていきました。
こういったブログサービスの特徴は、会員登録さえ行えば誰でも簡単にブログを始められた点です。「Webサイトを運営するのは難しそう」「記事を更新するのはハードルが高そう」というイメージを覆し、日記をつけるような感覚で気軽にブログを作成できたことから、多くの人気を集めていきました。
また、オープンソースソフトウェアとして提供されているWordPressも、ブログ作成で人気なサービスの一つです。サーバーやドメインが必要となるなど、はてなブログやアメーバブログなどよりも少しハードルは上がりますが、専門的な知識がなくてもブログを立ち上げられます。
また、WordPressには豊富なデザインテンプレートが用意されており、カスタマイズも柔軟に行えるため、よりオリジナリティのあるブログを作りたい場合にはおすすめでしょう。
このように、会員登録だけで始められるブログサービスや、プログラミングの知識不要のプラットフォームが登場したことにより、ブログを始める人・企業が多くなったと考えられます。
＼ WordPress簡単インストール ／
自己表現や収益化の可能性が広がり個人からビジネスまで普及
ブログが広く人気を集めていったもう一つの理由が、自己表現だけでなく収益化の可能性も高まり、個人的な使用からビジネスでの活用まで多様に普及していったためです。
ブログと言われると、その日起こった出来事や何気ないことを日々更新するような、個人的な情報発信を想像する方が多いかもしれません。しかし中には、イラストや動画、写真などを掲載し、まるでポートフォリオサイトのような自己表現に活用するパターンも見られます。小説やエッセイなどを投稿するケースも多いでしょう。
また、とくに法人サイトの場合、特定の専門領域に絞って情報発信を行うことも少なくありません。例えば、税理士事務所のブログで節税対策に関するコツや注意点を発信する、リフォーム会社が最新の施工事例について発信するといったパターンがあげられます。専門分野で掘り下げて情報発信を行うことで、読者が増加し自社への問い合わせ・集客数アップへとつなげるのです。
加えて、アフィリエイト広告を掲載する、自社・自身の商品について宣伝するなど、収益化に活用されることも少なくありません。
上記の通り、プライベートだけでなくビジネスでも活用しやすいことから、ブログの普及は大きな広がりを見せていきました。
情報発信の民主化が進み一般的なメディアへと成長・発展した
ブログが広く普及した三つ目の理由は、情報発信が民主化していき、ブログ自体が一般的なメディアへと急成長・急発展を遂げていった点にあります。
情報発信の民主化とは、わかりやすく言うと「誰でも簡単に情報を発信・アクセスできるようになった」ということ。ネットの活用が当たり前になったことから生じた現象です。
現代においては、検索エンジンで検索すれば簡単に情報に辿り着ける、動画サイトで検索すれば見たい映像を気軽に視聴できるなど、現代は情報へのアクセスが格段にスムーズになりました。また、専門書を読む、セミナーを聞くなどでしか情報を得られなかった分野に関しても、ネットで検索すれば簡単に情報を確認できます。
加えて、ブログやSNSの登場によって情報発信のハードルも下がり、情報発信の民主化が急速に発展しています。各種ブログサービスの台頭は、この情報発信の民主化の流れにうまく乗った結果と言えるでしょう。
一般的なメディアとして成長してきたことによって、ブログでの情報発信・情報収集が広く根付いていったと考えられます。
日記との違いは特定テーマや専門知識についての情報提供
「ブログはネットで書く日記のようなもの？」と思う方も多いかもしれませんが、ブログと日記とでは取り扱うテーマや作成する目的が異なっていることから、読者層も変わってきます。
ブログの場合、日記やエッセイのような感覚で更新されているものも多いですが、特定のテーマや専門性を持って書かれているものも少なくありません。グルメ系ブログ、美容系ブログ、育児系ブログ、旅行系ブログやビジネス系ブログなど、さまざまなカテゴリーが見られます。
特定のテーマや専門性のあるコンテンツであることから、「読者の役に立つ情報を発信しよう」「ブログを読んでもらって収益につなげよう」という目的があることが多いでしょう。そのため、検索エンジンで上位に表示されるようなSEO対策や、ユーザーに最後まで読んでもらえるようなライティングスキルが求められます。
一方で日記の場合、特定のテーマや専門性を持ったコンテンツというよりも、自分の身の回りで起こったこと、考えていることなどを記すのが中心です。自分の気持ちの表現、日常の記録がメインのコンテンツとなるため、役に立つ情報を発信することが目的ではありません。そのため、ブログよりも収益化が難しいでしょう。また、ブログよりも読者層が狭く、その人自身やライフスタイルに興味を持つ人でなければ、読者にはなりづらいと言えます。
SNSとの違いは蓄積型のコンテンツで即時性には乏しい
ブログとの違いが気になるものとして、SNSもあげられます。どちらもWeb上で利用できるものですが、情報の発信方法やスピード感、コミュニケーションのスタイルなどがまったく異なるでしょう。
ブログの場合、定期的に情報が更新されていく蓄積型のコンテンツです。基本的には、一記事ずつ詳細な情報が発信されており、コツコツと長期間にわたって更新していくことで、検索エンジンからの評価も上がり、多くのユーザーの目に入りやすくなります。
一方でSNSの場合、情報を定期的に更新していくとよりも、リアルタイムな情報を続々と流していく流動型のメディアです。今起こっていることを中心に情報を発信していくので、リアルタイムにコンテンツを共有したい場合や、トレンドに関する内容はSNSが向いているでしょう。ブログよりも、写真や動画といったビジュアルコンテンツの活用が多い点も特徴です。
しかし、SNSは絶えず流動的なプラットフォームのため、活用する場合はブログよりもこまめに・継続的に更新しなければなりません。
また、ブログは即時性に乏しいことから、詳細な情報は発信できるものの、読者とのコミュニケーションを即座には行えません。しかしSNSは即時性に優れているので、フォロワーとのコミュニケーションもリアルタイムに行い、ファンの獲得やエンゲージメントの向上につなげられます。
ホームページとの違いは時系列で更新される記事中心の形式
「ブログとホームページの違いがわからない」という方は多いかもしれません。どちらもWebサイトという大きなカテゴリーでは同じのため、使い分け方・見分け方が難しいと考えられます。しかし、ブログとホームページでは更新頻度やコンテンツの内容が大きく異なるでしょう。
ブログの場合、定期的な情報発信が特徴のため、更新された記事は時系列に掲載されていきます。ブログトップには最新の記事が表示され、バックナンバーを遡っていくというのがブログの基本的な仕様です。また、それぞれの記事は独立したコンテンツとして存在し、個々のページに検索エンジンからの流入が発生します。
一方でホームページは、ブログのように更新頻度が高いものではありません。会社概要やサービスに関する情報、採用情報などの固定コンテンツが多いため、時系列に何かを発信することは少ないと言えます。ブログのような特定の情報を発信するのではなく、会社やサービス全体の雰囲気を発信するためのツールがホームページです。
もちろん、会社ホームページの中にブログ機能を付与し、定期的な情報発信を行う企業も見られます。その場合、ブログによって検索流入数が伸び、会社やサービスへの問い合わせが増えると期待できるでしょう。
ブログを始めるメリット5選！投資対効果抜群の自己成長ツール
「自分で気軽に始められるなら、ブログに挑戦してみようかな」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。そこでここからは、ブログを始めるメリットとして次の5つのポイントを解説します。
- 無料・低コストで自分の経験や専門知識を発信できる場を持てる
- ライティング・Webデザイン・SEOなどのスキルが身につく
- 特定分野でのブランディングを確立しキャリアや事業に活かせる
- アフィリエイト・広告・有料コンテンツなど収益化の可能性
それぞれ順に解説します。
無料・低コストで自分の経験や専門知識を発信できる場を持てる
ブログを始めるメリットの一つは、無料または低コストで始められることです。
今では多くのブログサービスが提供されており、基本的な機能を無料で利用できることがほとんどのため、専門的な知識がなくても簡単に始められるでしょう。
これにより、「サーバー代やドメイン代、サイトのデザイン代などがどのくらいかかるのか気になる」とコストが心配な方や、「プログラミングの知識がないため、Webサイトを運営するのが不安」という初心者の方でも、情報発信の場を持てるでしょう。
更新作業は誰でも簡単に行えるので、ホームページ制作会社に外注する必要もありません。コストを抑えて運営できるWebサイトが欲しいという方も、ブログの立ち上げはおすすめです。
まずは無料でスタートし、アクセス数の増加・収益化などの目処が立ってきたら、有料プランに移行する・独自ドメインを取得するなど、本格的に運営することも効果的と言えます。
ライティング・Webデザイン・SEOなどのスキルが身につく
ブログを運営することで、ライティングスキルが向上するのも大きなメリットです。
ブログでは、ユーザーにとって有益な記事を作成するために、記事の構成や文章のクオリティを高める必要があります。そのため、ブログの記事を更新し続けることにより、文章力やコミュニケーション能力が磨かれていくでしょう。
デザインテンプレートのカスタマイズが可能な場合もあるため、Webデザインの習得にも効果的です。
また、より多くの人にブログを読んでもらうためには、SEO対策（検索エンジン最適化対策）も欠かせません。ターゲットに届けるためのキーワード選定、記事構成などを学ぶことで、アクセス数アップを期待できます。
Webマーケティング、コンテンツマーケティングに興味があるという方にも、ブログ運営はおすすめです。
定期的な更新を続けることで自己管理能力が向上する
繰り返しになりますが、ブログは定期的に更新し続けるものです。
そのため、週に一回、月に一回など、更新サイクルを決めて運営することで、自己管理能力が向上すると期待できるでしょう。
コツコツと記事を更新していくことによって、検索エンジンからの評価も上がり、より多くのユーザーに読者になってもらえます。
特定分野でのブランディングを確立しキャリアや事業に活かせる
ブログを運営することによって、特定の分野でのブランディングを確立でき、その後のキャリアやビジネスに活かせるのも大きなメリットです。
専門知識やこれまでの経験などをブログで発信することで、特定の分野におけるエキスパートとしての地位を築けます。これにより、信頼性が向上して講演会やセミナーの依頼が来る、コンサルティングの事業を始めるなど、新たなビジネスチャンスにつながると考えられるでしょう。
さらに、ブログはセルフブランディングにも効果的です。専門知識やノウハウなどだけでなく、自分が大切している価値観、哲学などもブログで伝えることで、自分自身の個性を強調できます。
作品や実績を体系的に残せてポートフォリオとして活用できる
ブログは、自分の作品やこれまでの実績を体系的に整理し、外部に公開するためのプラットフォームとしても活用できます。
例えばWebライターの場合、営業時に用いるポートフォリオサイトが必要です。どのような記事を書けるのかをわかりやすく提示するためには、ブログが非常に便利でしょう。これまでに担当してきた記事についてまとめるだけでなく、サンプル記事などを掲載して、クライアントへのアピールに活用できます。
名刺代わりになるようなWebサイトが欲しい場合、ブログはぴったりのツールと言えるでしょう。
アフィリエイト・広告・有料コンテンツなど収益化の可能性
ブログを運営することによって、広告や有料コンテンツを通じ、収益化できる可能性も広がります。具体的な方法は以下の通りです。
アフィリエイト：ブログで特定の商品やサービスを紹介し、読者が購入することによって収益が発生します。
広告：ブログにバナー広告やテキスト広告などを掲載すると、クリック数やインプレッション数（表示数）に応じて収益が発生します。
有料コンテンツ：ブログの記事を一部有料化することによって、購読費としての収益を得ます。
まだブログを始めたばかりという場合は、アフィリエイトや広告掲載による収益化がおすすめです。一方、ある程度読者数が増加し、ファンとなってくれる人が増えてきた場合や、特定の分野で専門性が高いという場合などには、有料コンテンツの発信も問題ないでしょう。
同じ興味や目標を持つ人々との出会いや交流の機会が生まれる
ブログ運営を通じて、同じ分野に興味関心のある人や、近しい目標を持つ人々との出会い、交流の機会が生まれる点も大きなメリットです。
例えば、はてなブログやアメーバブログのような無料ブログサービスには、同じプラットフォームを利用するユーザー同士の交流機能、コミュニティ機能なども利用できます。他のブロガーとのつながりを簡単に築けるので、一緒にブログを頑張る仲間が欲しい場合だけでなく、ビジネスに関する情報交換を行いたい場合にも便利でしょう。
特定の分野に関する知識や経験をシェアしあえれば、新たな発見や学びが得られるだけでなく、交流を重ねることでビジネスパートナーや協力者を見つけることも可能です。
＼ WordPress簡単インストール ／
ブログ開設をおすすめしたい人の特徴7選！活用方法紹介
ブログを開設しようかお悩みの場合、次の7つの特徴に該当するのか確認してみましょう。
- 自分の専門分野の知識を整理し価値を提供したい人
- 自分のブランドを構築したい起業家やビジネスパーソン
- 文章力を磨きライティングスキルを向上させたい人
- Webサイト運営やSEOの基礎を実践的に学びたい人
- アフィリエイトに興味があり副収入を得たい人
- 趣味・学び・挑戦などの自己成長を記録したい人
- 同じ興味を持つコミュニティとつながりたい人
ここからは、それぞれの特徴とブログの活用方法について解説します。
自分の専門分野の知識を整理し価値を提供したい人
自分の専門分野について、知識を共有し価値を提供したいとお望みの場合、ブログの開設をおすすめします。
ブログは、専門分野の知識を体系的に整理し、その知見を外部に発信するにはうってつけのツールです。難しい内容もわかりやすく説明したり、自分なりの解釈を加えたりすることで、自身の理解をさらに深掘りする機会にもなるでしょう。
また、初心者に向けた基礎知識から、専門家向けの高度な内容まで提供できるため、幅広い層を狙うことも、ターゲットを絞って発信することもどちらも可能です。
専門分野に関する情報を定期的に発信し続けることによって、ブログ運営者は信頼を獲得し、その分野の権威として認識される可能性もあるでしょう。
自分のブランドを構築したい起業家やビジネスパーソン
すでに自分のビジネスを展開している起業家・ビジネスパーソンで、「ブランディングに力を入れたい」とお悩みの場合も、ブログの開設・運営はおすすめの手段です。
ブログは、起業家やビジネスパーソンがブランドを構築するための強力なツールとなり得ます。ブランドアイデンティ、ブランドコンセプトやターゲット層を明確にした上で、ブログを通じてストーリーや個性を発信すれば、消費者との関係を深められるでしょう。
また、ブログのデザインをカスタマイズする際には、ブランドの個性を表現するデザインやカラーリング、キャッチフレーズまで配慮し、その世界観を表現できるよう設計することをおすすめします。
よりカスタマイズ性を高めたい場合は、はてなブログやアメーバブログなどのブログサービスではなく、WordPressを使って一からオリジナルのブログを作ることで、さらにブランディングに効果的です。
ブログの運営は、ブランディングにおける重要なステップとして活用でき、起業家やビジネスパーソンにとって非常に効果的でしょう。
文章力を磨きライティングスキルを向上させたい人
自分の文章力を磨き、ライティングスキルを伸ばしたいとお悩みの場合も、ブログの開設・運営がおすすめです。
ブログは、X（旧：Twitter）やInstagram、TikTokなどのSNSとは異なり、比較的長いまとまった文章を定期的に更新する必要があります。
ブログの執筆は、わかりやすい記事とするために構成を考えなければならず、質の高い記事を書くためのスキルが育ちます。そのため、継続してブログを書くことにより、文章力が磨かれライティングスキルを向上できるでしょう。
また、他のブログ記事を参考にしたり、自分の文章を声に出して読んでみたりすると、改善点が見えてきて文章をさらにブラッシュアップできます。書く本数を増やしていけば、実践的な経験をより多く積めることで、ライティングスキルがさらに高まるはずです。
ブログを通じて文章力を磨くことで、表現力やコミュニケーション能力が伸び、より効果的なコンテンツを提供できるでしょう。
Webサイト運営やSEOの基礎を実践的に学びたい人
Webサイトの運営に関するナレッジを得たい人や、SEO対策、コンテンツマーケティングに関する基礎を実践的に学びたい人にとっても、ブログの開設・運営はおすすめのアプローチです。
ブログをより多くの人に読んでもらいたい場合、ただ更新していくだけでは十分ではありません。自分のブログへのアクセス数を伸ばすために、SEO対策の基本から対策を行う必要があります。
例えば、美容系のブログを運営したい場合、「美容に関心のあるユーザーはどのようなキーワードで検索するのか」「どのようなニーズ、悩みに応える記事が必要か」といった点から分析を行い、キーワード設計を丁寧に行うことで、SEO対策へとつながります。
実際にブログの運営を継続していくことで、流入数の推移をモニタリングでき、Web集客に関するより深い知見を得られるでしょう。
今後ライターとして独立したい場合や、SEOコンサルとしてビジネスを展開したい場合の最初の一歩としても、ブログ運営は有効です。
アフィリエイトに興味があり副収入を得たい人
本業だけでなく副業で収入を得たいとお悩みの場合、ブログを開設しアフィリエイト広告を掲載することをおすすめします。
アフィリエイト広告とは、企業が宣伝したい商品・サービスなどの広告をブログやSNSなどに掲載することで、製品の購入数やクリック数などに応じて成果が発生する広告です。アフィリエイト広告で収入を得る人をアフィリエイターと呼び、基本的には以下の流れでアフィリエイト広告を掲載できます。
- 企業はアフィリエイトサービスプロバイダ（ASP）に広告の出稿について依頼する
- ASPが各企業の広告を自社サイトに掲載・管理し、アフィリエイターに広告出稿についての情報を提供する
- アフィリエイターは、好きな広告を選んで自分のブログなどに広告を掲載する
- ブログの読者が広告をクリックする、あるいは広告のリンク先で商品やサービスについての資料請求、購入などを行う
- 広告主の定める成果条件に基づき、アフィリエイターがASPから報酬を受け取る
このように、ブログを通じてアフィリエイト広告を掲載することで、副収入を得られます。
しかし、読者に広告をクリックしてもらえるのか、商品を購入してもらえるのかは、ブログの流入数や記事のクオリティによって異なるため注意が必要です。
そもそものアクセス数や少なければ、アフィリエイト広告を掲載してもなかなか見てもらえません。また、アクセス数はあったとしても、宣伝する商品・サービスについて効果的に訴求できていなければ、資料請求や問い合わせにつなげるのは困難です。
そのため、セールスライティングのスキルを伸ばしたい場合においても、ブログの開設・運営は有効な手段と言えるでしょう。
趣味・学び・挑戦などの自己成長を記録したい人
「自分の趣味や学び、挑戦についての成長過程について記録したいものの、一人で日記をつけるのは続きそうにない……」とお悩みの場合も、ブログの開設・運営は効果的です。
ブログは、専門的な内容だけでなく、自分の趣味や学んでいること、挑戦していることなども発信できます。そのため、日々の成長、得られた気づきについてブログに記録していけば、自分が積み重ねてきた努力について後から振り返ることも、反省することもできるでしょう。
また、ブログを読んでくれるユーザーがいることによって、誰かが見守ってくれていることがモチベーションとなり、趣味や挑戦を継続しやすくなることもうれしいポイントです。同じ趣味や悩みを持つ人々とつながることもでき、役に立つ情報を共有しあえる点もメリットと言えます。
同じ興味を持つコミュニティとつながりたい人
「同じ興味を持つ人が周囲にいないため、誰かと一緒に趣味を楽しめない」「自分の好きなことについて気軽に情報交換を行いたい」とお悩みの場合、ブログを開設することをおすすめします。
ブログは、一方通行の情報発信ツールに見えるかもしれませんが、インタラクティブなコミュニケーションの場としても効果的なツールです。ブログ記事に設置されたコメント欄でやりとりできるだけでなく、各ブログサービスのハッシュタグをつけて投稿すれば、同じ興味を持つ人、同じ趣味を楽しむ人々とよりスムーズに交流できます。
他のブロガーと交流すれば、自分のブログを読んでくれる人が増えるだけでなく、他のブログからインスピレーションを得られるなど、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
しかし、どのブログサービスであってもユーザー同士のつながりが強いわけではありません。コミュニケーションをとるというよりも、情報発信向きのプラットフォームも見られます。「同じ趣味・興味を持つ人とコミュニティを形成したい」という場合は、ユーザー同士の交流が多く、コミュニティが充実していそうなサービスを選ぶよう心がけましょう。
＼ WordPress簡単インストール ／
ABLENET
運営者情報
ABLENET®は株式会社ケイアンドケイコーポレーションが提供するホスティングサービスです。レンタルサーバー（共用サーバー）、VPS（仮想サーバー）、GPUサーバーを提供しています。
ブログとは？初心者向けに日記・SNSとの違いやメリットをわかりやすく解説
「ブログという名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなサービスかわからない」
「日記やSNSとは何が違うの？」
このように疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下のポイントに沿ってブログとはどのようなサービスなのかをわかりやすく解説していきます。「ブログについて知りたいが、今さら聞けずに困っている」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ブログとはどのようなサービスか
- ブログはなぜ広く人気を集めたのか
- ブログと日記やSNS、ホームページの違いは何か
- ブログを始めるメリットや、どのような人におすすめか
ブログとはウェブログの略称で個人や企業のWebサイト
ブログとは、ウェブログ（Weblog）の略称で、インターネット上で情報を発信するためのWebサイトの一種です。
日記をはじめ、専門的な内容やリアルタイムなニュース、コラムやレビューなどさまざまな情報を掲載でき、ブログだからといってコンテンツ内容が決まっているわけではありません。ユーザーも個人に限らず、法人や団体などが運営するブログも多く見られ、Webマーケティングや情報発信の一環として活用されています。
そんなブログの特徴としてあげられるのが、以下の3点です。
- 定期的な情報発信に向いており、新たな情報を提供し続けたい場合におすすめ
- インタラクティブ性が高く、記事にはコメント機能を付与できるため、コミュニケーションの場としても活用可能
- SEO対策（検索エンジンへの最適化）を行うことで、特定のキーワードでの流入・集客効果がある
また、ブログはテキストだけの発信ではありません。利用するブログサービスにも左右されますが、基本的にコンテンツの自由度は高い点も特徴です。写真や動画、音声ファイルなど、さまざまなメディアを組み込みながら情報を発信できます。そのため、テキストだけではわかりづらい点を画像や動画で補足するといった方法も可能です。
また、ブログサービスによってはSNSアカウントとの連携も可能で、ブログを更新した際にはSNSアカウントでその旨を発信できます。記事ごとにSNSシェアボタンがつけられているなど、SNSと併用することによって、ブログの内容を簡単に共有できるケースも多くなっているようです。
ブログが一般に浸透した3つの理由をわかりやすく解説
2003年〜2005年頃にはブログブームが訪れ、個人・法人問わず広くブログが利用されるようになりました。そして今もなお、さまざまなコンテンツがブログで発信されています。
ブログがここまで広く浸透した背景には、次の3つの理由が考えられるでしょう。
- 無料サービスやWordPressの登場で開設が簡単になった
- 自己表現や収益化の可能性が広がり個人からビジネスまで普及
- 情報発信の民主化が進み一般的なメディアへと成長・発展した
ここからは、ブログが多くの人気を集めた理由について詳しく解説していきます。
無料サービスやWordPressの登場で開設が簡単になった
ブログが広く浸透した理由の一つは、無料で利用できるブログサービスや、WordPressのようなオープンソースプラットフォームが登場したことによって、ブログ開設のハードルが低くなったためです。
1994年頃、日本IBMが「ホームページ・ビルダー」をリリースしたことをきっかけに、個人運営のブログは増えていきました。しかし、より一般的な普及を見せたのは、2003〜2004年ごろです。この時期には、今もなお人気を誇るはてなダイアリーやアメーバブログをはじめ、livedoor BlogやSeesaa Blogといった無料のブログサービスが続々とリリースされていきました。
こういったブログサービスの特徴は、会員登録さえ行えば誰でも簡単にブログを始められた点です。「Webサイトを運営するのは難しそう」「記事を更新するのはハードルが高そう」というイメージを覆し、日記をつけるような感覚で気軽にブログを作成できたことから、多くの人気を集めていきました。
また、オープンソースソフトウェアとして提供されているWordPressも、ブログ作成で人気なサービスの一つです。サーバーやドメインが必要となるなど、はてなブログやアメーバブログなどよりも少しハードルは上がりますが、専門的な知識がなくてもブログを立ち上げられます。
また、WordPressには豊富なデザインテンプレートが用意されており、カスタマイズも柔軟に行えるため、よりオリジナリティのあるブログを作りたい場合にはおすすめでしょう。
このように、会員登録だけで始められるブログサービスや、プログラミングの知識不要のプラットフォームが登場したことにより、ブログを始める人・企業が多くなったと考えられます。
＼ WordPress簡単インストール ／
自己表現や収益化の可能性が広がり個人からビジネスまで普及
ブログが広く人気を集めていったもう一つの理由が、自己表現だけでなく収益化の可能性も高まり、個人的な使用からビジネスでの活用まで多様に普及していったためです。
ブログと言われると、その日起こった出来事や何気ないことを日々更新するような、個人的な情報発信を想像する方が多いかもしれません。しかし中には、イラストや動画、写真などを掲載し、まるでポートフォリオサイトのような自己表現に活用するパターンも見られます。小説やエッセイなどを投稿するケースも多いでしょう。
また、とくに法人サイトの場合、特定の専門領域に絞って情報発信を行うことも少なくありません。例えば、税理士事務所のブログで節税対策に関するコツや注意点を発信する、リフォーム会社が最新の施工事例について発信するといったパターンがあげられます。専門分野で掘り下げて情報発信を行うことで、読者が増加し自社への問い合わせ・集客数アップへとつなげるのです。
加えて、アフィリエイト広告を掲載する、自社・自身の商品について宣伝するなど、収益化に活用されることも少なくありません。
上記の通り、プライベートだけでなくビジネスでも活用しやすいことから、ブログの普及は大きな広がりを見せていきました。
情報発信の民主化が進み一般的なメディアへと成長・発展した
ブログが広く普及した三つ目の理由は、情報発信が民主化していき、ブログ自体が一般的なメディアへと急成長・急発展を遂げていった点にあります。
情報発信の民主化とは、わかりやすく言うと「誰でも簡単に情報を発信・アクセスできるようになった」ということ。ネットの活用が当たり前になったことから生じた現象です。
現代においては、検索エンジンで検索すれば簡単に情報に辿り着ける、動画サイトで検索すれば見たい映像を気軽に視聴できるなど、現代は情報へのアクセスが格段にスムーズになりました。また、専門書を読む、セミナーを聞くなどでしか情報を得られなかった分野に関しても、ネットで検索すれば簡単に情報を確認できます。
加えて、ブログやSNSの登場によって情報発信のハードルも下がり、情報発信の民主化が急速に発展しています。各種ブログサービスの台頭は、この情報発信の民主化の流れにうまく乗った結果と言えるでしょう。
一般的なメディアとして成長してきたことによって、ブログでの情報発信・情報収集が広く根付いていったと考えられます。
日記との違いは特定テーマや専門知識についての情報提供
「ブログはネットで書く日記のようなもの？」と思う方も多いかもしれませんが、ブログと日記とでは取り扱うテーマや作成する目的が異なっていることから、読者層も変わってきます。
ブログの場合、日記やエッセイのような感覚で更新されているものも多いですが、特定のテーマや専門性を持って書かれているものも少なくありません。グルメ系ブログ、美容系ブログ、育児系ブログ、旅行系ブログやビジネス系ブログなど、さまざまなカテゴリーが見られます。
特定のテーマや専門性のあるコンテンツであることから、「読者の役に立つ情報を発信しよう」「ブログを読んでもらって収益につなげよう」という目的があることが多いでしょう。そのため、検索エンジンで上位に表示されるようなSEO対策や、ユーザーに最後まで読んでもらえるようなライティングスキルが求められます。
一方で日記の場合、特定のテーマや専門性を持ったコンテンツというよりも、自分の身の回りで起こったこと、考えていることなどを記すのが中心です。自分の気持ちの表現、日常の記録がメインのコンテンツとなるため、役に立つ情報を発信することが目的ではありません。そのため、ブログよりも収益化が難しいでしょう。また、ブログよりも読者層が狭く、その人自身やライフスタイルに興味を持つ人でなければ、読者にはなりづらいと言えます。
SNSとの違いは蓄積型のコンテンツで即時性には乏しい
ブログとの違いが気になるものとして、SNSもあげられます。どちらもWeb上で利用できるものですが、情報の発信方法やスピード感、コミュニケーションのスタイルなどがまったく異なるでしょう。
ブログの場合、定期的に情報が更新されていく蓄積型のコンテンツです。基本的には、一記事ずつ詳細な情報が発信されており、コツコツと長期間にわたって更新していくことで、検索エンジンからの評価も上がり、多くのユーザーの目に入りやすくなります。
一方でSNSの場合、情報を定期的に更新していくとよりも、リアルタイムな情報を続々と流していく流動型のメディアです。今起こっていることを中心に情報を発信していくので、リアルタイムにコンテンツを共有したい場合や、トレンドに関する内容はSNSが向いているでしょう。ブログよりも、写真や動画といったビジュアルコンテンツの活用が多い点も特徴です。
しかし、SNSは絶えず流動的なプラットフォームのため、活用する場合はブログよりもこまめに・継続的に更新しなければなりません。
また、ブログは即時性に乏しいことから、詳細な情報は発信できるものの、読者とのコミュニケーションを即座には行えません。しかしSNSは即時性に優れているので、フォロワーとのコミュニケーションもリアルタイムに行い、ファンの獲得やエンゲージメントの向上につなげられます。
ホームページとの違いは時系列で更新される記事中心の形式
「ブログとホームページの違いがわからない」という方は多いかもしれません。どちらもWebサイトという大きなカテゴリーでは同じのため、使い分け方・見分け方が難しいと考えられます。しかし、ブログとホームページでは更新頻度やコンテンツの内容が大きく異なるでしょう。
ブログの場合、定期的な情報発信が特徴のため、更新された記事は時系列に掲載されていきます。ブログトップには最新の記事が表示され、バックナンバーを遡っていくというのがブログの基本的な仕様です。また、それぞれの記事は独立したコンテンツとして存在し、個々のページに検索エンジンからの流入が発生します。
一方でホームページは、ブログのように更新頻度が高いものではありません。会社概要やサービスに関する情報、採用情報などの固定コンテンツが多いため、時系列に何かを発信することは少ないと言えます。ブログのような特定の情報を発信するのではなく、会社やサービス全体の雰囲気を発信するためのツールがホームページです。
もちろん、会社ホームページの中にブログ機能を付与し、定期的な情報発信を行う企業も見られます。その場合、ブログによって検索流入数が伸び、会社やサービスへの問い合わせが増えると期待できるでしょう。
ブログを始めるメリット5選！投資対効果抜群の自己成長ツール
「自分で気軽に始められるなら、ブログに挑戦してみようかな」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。そこでここからは、ブログを始めるメリットとして次の5つのポイントを解説します。
- 無料・低コストで自分の経験や専門知識を発信できる場を持てる
- ライティング・Webデザイン・SEOなどのスキルが身につく
- 特定分野でのブランディングを確立しキャリアや事業に活かせる
- アフィリエイト・広告・有料コンテンツなど収益化の可能性
それぞれ順に解説します。
無料・低コストで自分の経験や専門知識を発信できる場を持てる
ブログを始めるメリットの一つは、無料または低コストで始められることです。
今では多くのブログサービスが提供されており、基本的な機能を無料で利用できることがほとんどのため、専門的な知識がなくても簡単に始められるでしょう。
これにより、「サーバー代やドメイン代、サイトのデザイン代などがどのくらいかかるのか気になる」とコストが心配な方や、「プログラミングの知識がないため、Webサイトを運営するのが不安」という初心者の方でも、情報発信の場を持てるでしょう。
更新作業は誰でも簡単に行えるので、ホームページ制作会社に外注する必要もありません。コストを抑えて運営できるWebサイトが欲しいという方も、ブログの立ち上げはおすすめです。
まずは無料でスタートし、アクセス数の増加・収益化などの目処が立ってきたら、有料プランに移行する・独自ドメインを取得するなど、本格的に運営することも効果的と言えます。
ライティング・Webデザイン・SEOなどのスキルが身につく
ブログを運営することで、ライティングスキルが向上するのも大きなメリットです。
ブログでは、ユーザーにとって有益な記事を作成するために、記事の構成や文章のクオリティを高める必要があります。そのため、ブログの記事を更新し続けることにより、文章力やコミュニケーション能力が磨かれていくでしょう。
デザインテンプレートのカスタマイズが可能な場合もあるため、Webデザインの習得にも効果的です。
また、より多くの人にブログを読んでもらうためには、SEO対策（検索エンジン最適化対策）も欠かせません。ターゲットに届けるためのキーワード選定、記事構成などを学ぶことで、アクセス数アップを期待できます。
Webマーケティング、コンテンツマーケティングに興味があるという方にも、ブログ運営はおすすめです。
定期的な更新を続けることで自己管理能力が向上する
繰り返しになりますが、ブログは定期的に更新し続けるものです。
そのため、週に一回、月に一回など、更新サイクルを決めて運営することで、自己管理能力が向上すると期待できるでしょう。
コツコツと記事を更新していくことによって、検索エンジンからの評価も上がり、より多くのユーザーに読者になってもらえます。
特定分野でのブランディングを確立しキャリアや事業に活かせる
ブログを運営することによって、特定の分野でのブランディングを確立でき、その後のキャリアやビジネスに活かせるのも大きなメリットです。
専門知識やこれまでの経験などをブログで発信することで、特定の分野におけるエキスパートとしての地位を築けます。これにより、信頼性が向上して講演会やセミナーの依頼が来る、コンサルティングの事業を始めるなど、新たなビジネスチャンスにつながると考えられるでしょう。
さらに、ブログはセルフブランディングにも効果的です。専門知識やノウハウなどだけでなく、自分が大切している価値観、哲学などもブログで伝えることで、自分自身の個性を強調できます。
作品や実績を体系的に残せてポートフォリオとして活用できる
ブログは、自分の作品やこれまでの実績を体系的に整理し、外部に公開するためのプラットフォームとしても活用できます。
例えばWebライターの場合、営業時に用いるポートフォリオサイトが必要です。どのような記事を書けるのかをわかりやすく提示するためには、ブログが非常に便利でしょう。これまでに担当してきた記事についてまとめるだけでなく、サンプル記事などを掲載して、クライアントへのアピールに活用できます。
名刺代わりになるようなWebサイトが欲しい場合、ブログはぴったりのツールと言えるでしょう。
アフィリエイト・広告・有料コンテンツなど収益化の可能性
ブログを運営することによって、広告や有料コンテンツを通じ、収益化できる可能性も広がります。具体的な方法は以下の通りです。
アフィリエイト：ブログで特定の商品やサービスを紹介し、読者が購入することによって収益が発生します。
広告：ブログにバナー広告やテキスト広告などを掲載すると、クリック数やインプレッション数（表示数）に応じて収益が発生します。
有料コンテンツ：ブログの記事を一部有料化することによって、購読費としての収益を得ます。
まだブログを始めたばかりという場合は、アフィリエイトや広告掲載による収益化がおすすめです。一方、ある程度読者数が増加し、ファンとなってくれる人が増えてきた場合や、特定の分野で専門性が高いという場合などには、有料コンテンツの発信も問題ないでしょう。
同じ興味や目標を持つ人々との出会いや交流の機会が生まれる
ブログ運営を通じて、同じ分野に興味関心のある人や、近しい目標を持つ人々との出会い、交流の機会が生まれる点も大きなメリットです。
例えば、はてなブログやアメーバブログのような無料ブログサービスには、同じプラットフォームを利用するユーザー同士の交流機能、コミュニティ機能なども利用できます。他のブロガーとのつながりを簡単に築けるので、一緒にブログを頑張る仲間が欲しい場合だけでなく、ビジネスに関する情報交換を行いたい場合にも便利でしょう。
特定の分野に関する知識や経験をシェアしあえれば、新たな発見や学びが得られるだけでなく、交流を重ねることでビジネスパートナーや協力者を見つけることも可能です。
＼ WordPress簡単インストール ／
ブログ開設をおすすめしたい人の特徴7選！活用方法紹介
ブログを開設しようかお悩みの場合、次の7つの特徴に該当するのか確認してみましょう。
- 自分の専門分野の知識を整理し価値を提供したい人
- 自分のブランドを構築したい起業家やビジネスパーソン
- 文章力を磨きライティングスキルを向上させたい人
- Webサイト運営やSEOの基礎を実践的に学びたい人
- アフィリエイトに興味があり副収入を得たい人
- 趣味・学び・挑戦などの自己成長を記録したい人
- 同じ興味を持つコミュニティとつながりたい人
ここからは、それぞれの特徴とブログの活用方法について解説します。
自分の専門分野の知識を整理し価値を提供したい人
自分の専門分野について、知識を共有し価値を提供したいとお望みの場合、ブログの開設をおすすめします。
ブログは、専門分野の知識を体系的に整理し、その知見を外部に発信するにはうってつけのツールです。難しい内容もわかりやすく説明したり、自分なりの解釈を加えたりすることで、自身の理解をさらに深掘りする機会にもなるでしょう。
また、初心者に向けた基礎知識から、専門家向けの高度な内容まで提供できるため、幅広い層を狙うことも、ターゲットを絞って発信することもどちらも可能です。
専門分野に関する情報を定期的に発信し続けることによって、ブログ運営者は信頼を獲得し、その分野の権威として認識される可能性もあるでしょう。
自分のブランドを構築したい起業家やビジネスパーソン
すでに自分のビジネスを展開している起業家・ビジネスパーソンで、「ブランディングに力を入れたい」とお悩みの場合も、ブログの開設・運営はおすすめの手段です。
ブログは、起業家やビジネスパーソンがブランドを構築するための強力なツールとなり得ます。ブランドアイデンティ、ブランドコンセプトやターゲット層を明確にした上で、ブログを通じてストーリーや個性を発信すれば、消費者との関係を深められるでしょう。
また、ブログのデザインをカスタマイズする際には、ブランドの個性を表現するデザインやカラーリング、キャッチフレーズまで配慮し、その世界観を表現できるよう設計することをおすすめします。
よりカスタマイズ性を高めたい場合は、はてなブログやアメーバブログなどのブログサービスではなく、WordPressを使って一からオリジナルのブログを作ることで、さらにブランディングに効果的です。
ブログの運営は、ブランディングにおける重要なステップとして活用でき、起業家やビジネスパーソンにとって非常に効果的でしょう。
文章力を磨きライティングスキルを向上させたい人
自分の文章力を磨き、ライティングスキルを伸ばしたいとお悩みの場合も、ブログの開設・運営がおすすめです。
ブログは、X（旧：Twitter）やInstagram、TikTokなどのSNSとは異なり、比較的長いまとまった文章を定期的に更新する必要があります。
ブログの執筆は、わかりやすい記事とするために構成を考えなければならず、質の高い記事を書くためのスキルが育ちます。そのため、継続してブログを書くことにより、文章力が磨かれライティングスキルを向上できるでしょう。
また、他のブログ記事を参考にしたり、自分の文章を声に出して読んでみたりすると、改善点が見えてきて文章をさらにブラッシュアップできます。書く本数を増やしていけば、実践的な経験をより多く積めることで、ライティングスキルがさらに高まるはずです。
ブログを通じて文章力を磨くことで、表現力やコミュニケーション能力が伸び、より効果的なコンテンツを提供できるでしょう。
Webサイト運営やSEOの基礎を実践的に学びたい人
Webサイトの運営に関するナレッジを得たい人や、SEO対策、コンテンツマーケティングに関する基礎を実践的に学びたい人にとっても、ブログの開設・運営はおすすめのアプローチです。
ブログをより多くの人に読んでもらいたい場合、ただ更新していくだけでは十分ではありません。自分のブログへのアクセス数を伸ばすために、SEO対策の基本から対策を行う必要があります。
例えば、美容系のブログを運営したい場合、「美容に関心のあるユーザーはどのようなキーワードで検索するのか」「どのようなニーズ、悩みに応える記事が必要か」といった点から分析を行い、キーワード設計を丁寧に行うことで、SEO対策へとつながります。
実際にブログの運営を継続していくことで、流入数の推移をモニタリングでき、Web集客に関するより深い知見を得られるでしょう。
今後ライターとして独立したい場合や、SEOコンサルとしてビジネスを展開したい場合の最初の一歩としても、ブログ運営は有効です。
アフィリエイトに興味があり副収入を得たい人
本業だけでなく副業で収入を得たいとお悩みの場合、ブログを開設しアフィリエイト広告を掲載することをおすすめします。
アフィリエイト広告とは、企業が宣伝したい商品・サービスなどの広告をブログやSNSなどに掲載することで、製品の購入数やクリック数などに応じて成果が発生する広告です。アフィリエイト広告で収入を得る人をアフィリエイターと呼び、基本的には以下の流れでアフィリエイト広告を掲載できます。
- 企業はアフィリエイトサービスプロバイダ（ASP）に広告の出稿について依頼する
- ASPが各企業の広告を自社サイトに掲載・管理し、アフィリエイターに広告出稿についての情報を提供する
- アフィリエイターは、好きな広告を選んで自分のブログなどに広告を掲載する
- ブログの読者が広告をクリックする、あるいは広告のリンク先で商品やサービスについての資料請求、購入などを行う
- 広告主の定める成果条件に基づき、アフィリエイターがASPから報酬を受け取る
このように、ブログを通じてアフィリエイト広告を掲載することで、副収入を得られます。
しかし、読者に広告をクリックしてもらえるのか、商品を購入してもらえるのかは、ブログの流入数や記事のクオリティによって異なるため注意が必要です。
そもそものアクセス数や少なければ、アフィリエイト広告を掲載してもなかなか見てもらえません。また、アクセス数はあったとしても、宣伝する商品・サービスについて効果的に訴求できていなければ、資料請求や問い合わせにつなげるのは困難です。
そのため、セールスライティングのスキルを伸ばしたい場合においても、ブログの開設・運営は有効な手段と言えるでしょう。
趣味・学び・挑戦などの自己成長を記録したい人
「自分の趣味や学び、挑戦についての成長過程について記録したいものの、一人で日記をつけるのは続きそうにない……」とお悩みの場合も、ブログの開設・運営は効果的です。
ブログは、専門的な内容だけでなく、自分の趣味や学んでいること、挑戦していることなども発信できます。そのため、日々の成長、得られた気づきについてブログに記録していけば、自分が積み重ねてきた努力について後から振り返ることも、反省することもできるでしょう。
また、ブログを読んでくれるユーザーがいることによって、誰かが見守ってくれていることがモチベーションとなり、趣味や挑戦を継続しやすくなることもうれしいポイントです。同じ趣味や悩みを持つ人々とつながることもでき、役に立つ情報を共有しあえる点もメリットと言えます。
同じ興味を持つコミュニティとつながりたい人
「同じ興味を持つ人が周囲にいないため、誰かと一緒に趣味を楽しめない」「自分の好きなことについて気軽に情報交換を行いたい」とお悩みの場合、ブログを開設することをおすすめします。
ブログは、一方通行の情報発信ツールに見えるかもしれませんが、インタラクティブなコミュニケーションの場としても効果的なツールです。ブログ記事に設置されたコメント欄でやりとりできるだけでなく、各ブログサービスのハッシュタグをつけて投稿すれば、同じ興味を持つ人、同じ趣味を楽しむ人々とよりスムーズに交流できます。
他のブロガーと交流すれば、自分のブログを読んでくれる人が増えるだけでなく、他のブログからインスピレーションを得られるなど、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
しかし、どのブログサービスであってもユーザー同士のつながりが強いわけではありません。コミュニケーションをとるというよりも、情報発信向きのプラットフォームも見られます。「同じ趣味・興味を持つ人とコミュニティを形成したい」という場合は、ユーザー同士の交流が多く、コミュニティが充実していそうなサービスを選ぶよう心がけましょう。
＼ WordPress簡単インストール ／