WordPress初期設定マニュアル!超初心者でもわかる必ずやるべきこと

「WordPressをインストールしたけど、次は何をするんだろう?」「WordPressの基礎的なことが知りたい」とお悩みではありませんか。
WordPressインストール直後のデフォルトの状態でも、骨格となるサイトの構成はしっかりとはしているものの、オリジナリティや他のサイトとの区別化をするためには細かな設定をしていく必要があります。
今回はWordPressインストール直後にやるべきこと6選、WordPressの基本となる主な設定画面の使い方、そして応用編として初心者におすすめのプラグイン設定ガイドについてお話しします。

目次
WordPressインストール直後にやるべきこと6選

はじめにWordPressインストール直後のデフォルトの状態から卒業するためにやるべきことを把握することから始めましょう。
- WordPressアドレスとサイトアドレスの確認
- 好みのテーマ(デザイン)を選んで有効化する
- サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定する
- パーマリンク設定画面でURLの形式を決めよう
- 投稿カテゴリーを作成して未分類を変更する
- 不要なサンプル記事や固定ページを削除しよう
上記がWordPressインストール直後にやるべきこと6選です。それぞれについて簡単にわかりやすく解説していきます。
WordPressアドレスとサイトアドレスの確認
WordPressは設置したディレクトリとドメイン名によってWordPressの管理画面アドレスとサイトのアドレスが設定される仕組みになっています。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「一般」をクリック
上記の手順によって、現在のWordPressアドレス(URL)、サイトアドレス(URL)の両方が確認できます。
例えば、ドメイン直下にWordPressをインストールした場合は下記のように表示されるでしょう。
・WordPressアドレス (URL)
https://example.com
・サイトアドレス(URL)
https://example.com
「example.com」の部分をご自身で取得したドメインに置き換えて確認してみてください。
次にWordPressを「blog」というディレクトリにインストールした場合の表示を見てみましょう。
・WordPressアドレス (URL)
https://example.com/blog/
・サイトアドレス(URL)
https://example.com/blog/
上記のような形で、「blog」のディレクトリ構造を含んだURLの表記になります。
WordPress初心者の方の場合、自分自身がどのディレクトリにインストールしたかわからない、もしくは誤って違うディレクトリにインストールしてしまうこともあるため、URLとして表示したいサイトアドレスが異なっている場合、異なるディレクトリにインストールしたWordPressを削除して、正しい任意のディレクトリに再インストールして、再度アドレスを確認してみてください。
好みのテーマ(デザイン)を選んで有効化する
WordPressはテーマを選ぶことで、サイト全体のデザインを簡単に変更することができます。そのため、WordPressサイトとして運営するジャンルや方向性、そして自分自身の好みに合わせてテーマを選び、有効化をしてデザインを適用する作業を行いましょう。
テーマを変更する時の注意点としては、テーマの項目内にある「カスタマイズ」の項目をクリックして、注意喚起のポップアップ表示を無視してファイルの変更を行ってしまうと、WordPressのサイトのデザインが崩れたり、最悪の場合はWordPressが正常に起動しなくなってしまうことが挙げられます。
WordPress初心者の方の場合、安易に管理画面の項目を変更するようなことはせず、必ず調べながら変更するようにしましょう。また、WordPressのカスタマイズと並行して「バックアップと復旧」についても学んでおき、いつでも復旧できるようにスキルを身につけておくと安心です。
テーマとは?無料テーマの選び方と変更方法
WordPressのテーマとは、WordPressで構築するサイトのデザインやレイアウト全般をひとまとめにしたテンプレートです。HTMLやCSS、PHPのソース、画像などのファイルで構成されており、プログラミングがわからない人でもクリックだけで簡単にサイト全体のデザインを変更する便利な機能と言えます。

- WordPressの管理画面の左側にある「外観」をクリック
- 外観の項目が開いたら「テーマ」をクリック
- テーマをクリックして右側に表示された「新規追加」をクリック
上記の手順によって、WordPressの管理画面内でテーマが表示されるようになります。基本的にほとんどのWordPressテーマは無料ですが、有料のものや一部の機能の利用が有料のものなどあるので注意しましょう。

気に入ったWordPressテーマを見つけたら、マウスでクリックすることで「インストール」の項目が現れますので、インストールをクリックしましょう。インストールされた後「有効化」のボタンがクリックできるようになりますので、クリックすれば選んだ新しいWordPressテーマが適用されるようになります。
同じ手順で他のテーマを選ぶことで、簡単にサイト全体のデザインを変更することが可能です。
サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定する
WordPressはインストール直後の場合、インストール時に設定したサイトのタイトルのままであり、キャッチフレーズもデフォルトのままになっているため変更する必要があります。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「一般」をクリック
上記の手順によって、サイトのタイトルとキャッチフレーズの入力フォームが表示されます。それぞれに任意の文字列を入力することで、サイトのタイトルとキャッチフレーズを変更することが可能です。サイトのタイトルはインストール時に設定した文字列で問題なければ変更する必要はありません。
サイトのタイトルとキャッチフレーズは、サイトを覚えてもらうため、もしくは方向性を明確に伝えるための重要な要素であることから、慎重に検討するようにしましょう。また、設定した内容はSEOに影響があることも忘れてはなりません。無関係の文字列にするよりも、何らかの関係性がある文字列を含めることをおすすめします。
また、サイトのタイトルとキャッチフレーズは読みやすく、すぐに理解できるようにすることでアクセスしてきたユーザーに覚えてもらいやすく、覚えてもらうことで信頼性が高まるということも覚えておいてください。
パーマリンク設定画面でURLの形式を決めよう
パーマリンクとは、新しく記事を投稿する時、それぞれのページに割り振られるURLです。WordPressはデフォルトの状態で投稿した記事の順番の数字でURLが設定されるようになっており、覚えやすいアドレスとは言えないため変更することをおすすめします。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「パーマリンク」をクリック
上記の手順によって、パーマリンクの設定画面が表示されるようになります。共通設定ではデフォルトの数字で表示される基本になっているため、任意の設定に変更しましょう。投稿名の含まれるに設定する場合、投稿のタイトルが日本語の場合はそのままタイトル全部がURLになってしまうので、URLが冗長化してしまうことに注意が必要です。

投稿ごとにSEO効果が高く、視認性も良いURLにしたい場合、投稿するタイミングでタイトルのキーワードをいくつかピックアップして英語に翻訳し、投稿の「リンク」の項目を変更して、その都度URLを設定してみても良いでしょう。
投稿カテゴリーを作成して未分類を変更する
WordPressはデフォルトの状態ですと、カテゴリーが「未分類」の状態になっています。サイトを訪れてくれたユーザーの方に「未分類」と表示されてしまうという意味でもあるため、未分類の文字列の変更と、新しいカテゴリーの作成を行って、投稿を分類できるよう設定を行いましょう。

- WordPress管理画面の左側にある「投稿」をクリック
- 設定の項目が開いたら「カテゴリー」をクリック
上記の手順によって、カテゴリーの設定画面が表示されるようになります。WordPressインストール直後であれば、未分類の項目のみが表示されているでしょう。未分類の項目の編集をクリックすることで、未分類の名称を変更することができます。「ブログ」「コンテンツ」「新着」といった名称にしておくことで、カテゴリーを設定しないままうっかり投稿した場合でも自然な形で表示されるのでおすすめです。ただし、気がついたタイミングで、カテゴリーを設定していない投稿記事の編集を行い、適切なカテゴリーを設定することを忘れないようにしてください。
カテゴリーの追加方法については、同じ設定画面の「新規カテゴリー追加」の部分で設定することができます。「名前」は投稿などで表示されるカテゴリーそのものの文字列、「スラッグ」はURLで表示される文字列であるため、名前は日本語でも問題ありませんが、スラッグの場合は日本語ですと表示が長くなってしまうため、なるべく翻訳して英語表記にした方が良いでしょう。
カテゴリーとタグの違いと効果的な使い方

WordPressのコンテンツの分類方法として、「カテゴリー」と「タグ」の2種類があります。カテゴリーとタグの違いはカテゴリーが大まかなジャンルや分類で利用しやすくなっていること、タグは含まれるキーワードや同じくジャンルを分類として利用しやすいことです。また、カテゴリーとタグで設定したスラッグによるURLが、それぞれカテゴリーとタグを設定したページが表示できる一覧になるということも覚えておいてください。
カテゴリーとタグの効果的な使い方として、訪問して閲覧してくれるユーザー目線で考えることが大切です。例えば、コンテンツの分類をカテゴリーで設定するようにすれば、同じ分類のコンテンツを閲覧したい方の利便性が向上します。同じくコンテンツの内容に含まれるキーワードをタグに設定しておくことで、同じキーワードでコンテンツを閲覧したい方の利便性が向上するようになるでしょう。
注意点としては、ユーザーの混乱を避け、利便性を低下させないためにも、SEOのために無関係のジャンルやキーワードを羅列するようなことは避けてください。カテゴリーも複数設定するのではなく基本的には1つ、タグの場合もキーワード的に重要なものを多くても3つまでの設定にするように心がけるようにしましょう。
不要なサンプル記事や固定ページを削除しよう
WordPressインストール直後の場合、デフォルトでサンプル記事や固定ページが設定されている状態のままですので削除をしましょう。

サンプル記事を削除したい場合、WordPress管理画面の左側にある「投稿」をクリックすると表示される投稿一覧から、ご自身で作成していないサンプル記事を選択して、ゴミ箱に移動するようにしましょう。注意点としては、サンプル記事とともにテストや練習のために作成した投稿記事は削除しても良いですが、もしくは下書き状態の公開する予定の記事などを誤って削除しないことです。特に複数人でWordPressサイトを運営する場合は他の方が作業されている可能性もあるので注意してください。
固定ページのサンプルを削除したい場合、WordPress管理画面の左側にある「固定ページ」をクリックして表示される一覧から、不要な固定ページを選んでゴミ箱に移動しましょう。
サンプル記事や固定ページを削除する場合、ゴミ箱に移動した後に最終的な削除を行えるようになります。誤ってゴミ箱に移動したとしても、いきなりされない仕組みになっているのでご安心ください。ただし、ゴミ箱から削除すると元には戻せないということをしっかりと覚えておきましょう。
固定ページと投稿ページの違いと使い分け方法
固定ページと投稿ページの違いについては、管理する側の違いとしては、固定ページと投稿ページがWordPressの管理画面で区別されている点にあります。また、前述したパーマリンク設定は基本的に投稿ページに適用されるものであるため、閲覧するユーザー側としての違いは、URLの割り振り程度の違いでしかなく、ユーザー側としてはあまり違いを感じることはないでしょう。
固定ページと投稿ページの使い分け方法として、基本的には固定ページはあまり更新されない重要なページを公開する時に利用するのがおすすめです。投稿ページはコンテンツマーケティングを行ったり、ブログなどで定期的な更新を行ったりするような形で区別すると良いでしょう。
また、固定ページの場合は必ずURLの文字列を設定するということを覚えておいてください。ドメイン名に加えて、固定ページが何のページかをすぐに理解できる英語の文字列にすることで、見やすいURLとなり、SEO的な効果もあるので非常におすすめです。
固定ページでAboutやプライバシーポリシーを作る
固定ページのあまり更新されない重要なページとは、Aboutやプライバシーポリシー、会社概要や代表的な商品及びサービスの紹介、従業員やスタッフの紹介、お問い合わせページなどが挙げられます。どのページにおいても、定期的な更新は必要がないこと、内容的にほとんど変更されるものではないことを加味して固定ページに分類すると良いでしょう。

- WordPress管理画面の左側にある「固定ページ」をクリック
- 設定の項目が開いたら「新規追加」をクリック
上記の手順で新しい固定ページを作成することができます。また、内容的に更新されるものが含まれているとしても、投稿に含めてしまうと管理しづらかったり、投稿のコンテンツ数に紛れてわかりにくかったりしないようにするために、固定ページで作成するのもおすすめです。ポイントとしては、投稿に含めたら管理しづらいかどうか、ページそのものが独立しており、重要かどうかで判断するようにしてみてください。
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WordPressの基本となる主な設定画面の使い方

次にWordPressの基本となる主な設定画面、すなわちWordPress管理画面の「設定」の項目でできることを把握しておきましょう。
設定の項目は頻繁に変更や更新するものではないものの、WordPressの基盤となる部分でもあるため、最初の段階でしっかりと把握した上で設定しておかないと後々に苦労する可能性があるということを覚えておいてください。
また、設定画面の項目はプラグインやテーマのインストールによって、WordPress直後の項目と異なる場合がありますので、見慣れない項目がある時は調べながら設定するようにしましょう。
- 一般設定画面でできることをわかりやすく解説
- 表示設定画面はホーム画面の見え方を決める設定
- ディスカッション設定画面はコメント管理とスパム対策
- メディア設定画面は画像サイズの基本設定を決める
それぞれ順に解説します。
一般設定画面でできることをわかりやすく解説

- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
- WordPressアドレス(URL)
- サイトアドレス(URL)
- 管理者メールアドレス
- メンバーシップ
- 新規ユーザーのデフォルト権限グループ
- サイトの言語
- タイムゾーン等
上記が一般設定画面のデフォルトの項目です。サイトのタイトルとキャッチフレーズの設定、WordPressアドレスとサイトアドレスの確認については先に解説しました。管理者メールアドレスはWordPressのインストール時に設定したメールアドレスになっているため、こちらの項目で任意のメールアドレスに変更することができます。
メンバーシップや新規ユーザーのデフォルト権限グループについては、会員制のサイトやECサイトを構築する際に変更する必要がある可能性が高い項目ですので、ユーザーの追加を伴うサイトやサービスの運営を行う可能性があるならば一般設定画面にあることを覚えておきましょう。
サイトの言語やタイムゾーンなどの項目は、インストール時に設定したデフォルトの状態になっていますが、こちらも問題なければ特に変更する必要はありません。ただし、急にWordPressの管理画面が英語表記になってしまった場合など、こちらの設定が変更されている可能性もあるのでチェックしてみましょう。
表示設定画面はホーム画面の見え方を決める設定

- ホームページの表示
- 1ページに表示する最大投稿数
- RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数
- フィードの各投稿に含める内容
- 検索エンジンでの表示
上記が表示設定画面のデフォルトの項目です。表示設定画面の項目では、ホームページのURLであるサイトアドレスで表示されるホーム画面の見え方を決めることができます。投稿ページの表示する数を決めたり、固定ページを表示するようにしたり、RSSで表示される投稿数や内容を設定することが可能です。
表示設定画面の一番重要な項目は、検索エンジンでの表示の項目です。WordPressをインストールする際に検索エンジンのインデックスの有無を設定した記憶があれば、正しい状態かどうか必ず確認しておいてください。「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックボックスのチェックが外れている状態が正しい状態ですので、もしチェックが入っている場合は外しましょう。
ただし、WordPressサイトを正式に公開する前のカスタマイズや準備しているような段階にあれば、検索エンジンにインデックスされる必要がないため、チェックを入れておいても構いません。
ディスカッション設定画面はコメント管理とスパム対策

- 投稿のデフォルト設定
- 他のコメント設定
- 自分宛のメール通知
- コメント表示条件
- コメントモデレーション
- コメントブラックリスト
- アバター
上記がディスカッション設定画面のデフォルトの項目です。WordPressサイトの内容によっては、投稿記事に対するコメントなどが不要な場合もあるでしょう。同時にスパムが発生しないように防止するためにも、スパム対策としてこちらのディスカッション設定にある投稿のデフォルト設定にある「新しい投稿へのコメント許可」と「新しい投稿に対し他のブログからの通知(ピンバッグ・トラックバック)を受け付ける」の項目のチェックも外しておくと良いでしょう。
これらの設定のチェックボックスのチェックを外しておかないと、悪意のある第三者からのスパム的なコメントやピンバック及びトラックバックが自動で受け付けられてしまうので、何らかの理由で必要としない限りは必ず外しておくようにしておいてください。
ディスカッションのアバター設定については、WordPressサイトを複数の方で運営する場合において、投稿される方が何人かいる場合に設定しておくと、設定された方の区別がつくようになりますのでおすすめです。
メディア設定画面は画像サイズの基本設定を決める

- 画像サイズの設定
- 各サイズを設定する
- ファイルアップロード
上記がメディア設定画面のデフォルトの項目です。メディア設定画面では、設定画面では画像サイズの設定がどうなっているかをチェックしましょう。基本的には画像サイズの設定と各サイズの設定などの数値を変更する必要はありません。
解像度の高い画像を利用したり、記事コンテンツとして画像のサイズをある程度固定化して指定したりしたい場合はこちらで設定を行いましょう。アイキャッチ画像やサムネイルのための画像を利用する程度、もしくはグラフや簡単な表などを表示したいというような内容であれば、デフォルトの値のままで問題ないということは覚えておいてください。
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応用編|初心者におすすめのプラグイン設定ガイド
次に応用編として、初心者におすすめのプラグインの設定については以下の通りです。
- プラグインとは?インストールと有効化の基本
- SEO対策に役立つプラグインとその設定
- 表示速度を向上させるキャッシュプラグインの設定
- お問い合わせフォーム作成プラグインの導入と設定
- 画像最適化とメディア管理のためのプラグイン設定
それぞれ順に解説します。
プラグインとは?インストールと有効化の基本
WordPressのプラグインとは、WordPressの本体がデフォルトの状態では備わっていない機能やデザインのカスタマイズが行える仕組みを指します。テーマのようにHTMLやCSS、PHPや画像などのデータやファイルがまとまっているのがプラグインであり、テーマと同じく新規追加からインストールして有効化することで適用することが可能です。

- WordPress管理画面の左側にある「プラグイン」をクリック
- 設定の項目が開いたら「新規追加」をクリック
上記の手順でWordPressにインストールできるプラグインの一覧が表示されるようになります。すでに表示されているプラグインの中から選択するか、任意のプラグイン名で検索し、表示されたらクリックすることでインストールと有効化することが可能です。ただし、闇雲にプラグインをインストールして、有効化してしまうと思わぬ不具合が発生する可能性がありますので、ご自身のサイトに必要な機能やデザインを表現するためのプラグインのみインストールして有効化するようにしましょう。
基本的にプラグインは必要なものに絞り込むこと、重複する機能があるプラグインはどちらか1つにすることをおすすめします。また、プラグインによっては全ての項目が日本語表記に翻訳されていない可能性もあるため、時には翻訳しながら設定する必要がありますが、翻訳してもわからない項目があるようなプラグインは無効化して削除した方が無難です。
なるべく、情報源のたくさんあるプラグインを利用すること、1つの機能に絞り込んであるプラグインで、わかりやすい機能と説明になっているものを選ぶことでプラグインの管理がしやすくなります。
Hello Dollyなど不要プラグインは削除してOK

プラグインのインストールや有効化を行うタイミングでは、不要なプラグインの削除も一緒に行いましょう。例えば、デフォルトでインストールされている「HelloDolly」のようなプラグインは無効化した上で削除しても問題ありません。その他にもインストールしたものの有効化していないプラグイン、もしくは新しく同じようなプラグインを導入して不要になったプラグインなども無効化して削除しておくと良いでしょう。
プラグインはWordPress本体とテーマなどへの影響が把握しにくい要素でもあるため、不要なプラグインはなるべく有効化しておかないこと、一時的に無効化しておく場合を除いては必ず削除しておくことが大切です。有効化しておくと何らかの不具合や相性によるエラーなどが発生し、デザインが崩れたり、WordPress本体が正常な状態で稼働しなかったりする場合もあるので十分に注意しましょう。
SEO対策に役立つプラグインとその設定

SEO対策に役立つプラグインとして代表的なものに「Yoast SEO」と「Rank Math SEO」があります。特徴としてはどちらもSEOに関する機能が備わっており、スコアや改善点に関するアドバイスの対策をしていくことで、検索エンジンからの評価を上げることが期待できます。
SEOについて特化したプラグインが良いというのであれば、Rank Math SEOをインストールして有効化してみましょう。インストールして有効化した後、WordPressの管理画面にRank Math SEOの項目が設定されます。同時に投稿ページや固定ページの編集画面にRank Math SEOによる改善点が表示されるようになるのでチェックしてみてください。

SEOの設定としては、まずは記事や固定ページの主軸となるキーワードを設定すること、設定したキーワードを投稿ページや固定ページの中で使われているからのチェックがRank Math SEOで自動で行われるため、赤くなっている項目が緑になるように作業すると良いでしょう。
Rank Math SEOでサイト全体の項目が90点以上になれば、サイト全体のSEO的な構造の部分も問題ないということになります。
表示速度を向上させるキャッシュプラグインの設定

表示速度を向上させるキャッシュプラグインとして代表的なものは「W3 Total Cache」と「WP Super Cache」の2つです。どちらもキャッシュの設定と有効期限の設定ができるようになっており、ページの表示速度の向上が期待できるプラグインと言えます。
例としてWP Super Cacheの設定方法を説明しますと、まずはインストールして有効化しましょう。有効化後に「WP Super Cache」の項目が追加されますのでクリックしてください。

簡単設定が表示されたら、「キャッシング利用(推奨)」の項目のチェックボックスにチェックを入れて「ステータスを更新」のボタンをクリックすることでキャッシュが使えるようになります。
その他の細かな設定については、一つひとつの項目を調べながら、必要なものを適宜、値や設定の変更を行うようにしましょう
お問い合わせフォーム作成プラグインの導入と設定

お問い合わせフォーム作成プラグインとして代表的なものは「Contact Form 7」と「WPForms」の2つです。どちらも簡単な入力操作のみでお問い合わせフォームやその他の送信フォームを作れるようになっており、WordPressサイトとして最大限に必要なお問い合わせフォームを設置したい場合に役立ちます。
例としてWPFormsの設定方法の大まかな流れを説明しますと、まずはインストールして有効化すると、WordPressの管理画面に「WPForms」の項目が追加されますのでそちらをクリックします。セットアップのタブをクリックして、テンプレートを選択する画面が現れたら「簡単なお問い合わせフォーム」の「テンプレートを使用」の部分をクリックしてください。

テンプレートの項目の内容を編集して保存をしたら、フォームの一覧に設定したお問い合わせフォームのショートコードが表示されますのでメモして、固定ページでお問い合わせのページを作成し、ショートコードを設定することで、お問い合わせフォームのあるページが完成します。

細かい部分については省いてありますので、WPFormsで検索して詳細な設定方法を確認してみてください。
画像最適化とメディア管理のためのプラグイン設定

画像最適化とメディア管理のためのプラグインの代表的なものは「EWWW Image Optimizer」と「Smush」の2つです。どちらも既存の画像の圧縮やインストール後にアップロードする画像の圧縮および設定などが可能になる仕組みを備えています。
例としてEWWW Image Optimizerの設定について説明しますと、まずはインストールして有効化するだけで、インストール後にアップロードした画像は自動で圧縮されるようになるので非常に便利です。

すでにアップロードした画像も圧縮したい場合は、WordPressの管理画面の「メディア」の項目をクリックし「一括最適化」の項目をクリックすることで、今までにアップロードした画像を一括で圧縮することができます。
画像を圧縮することで、画像のタイプや内容によっては荒くなったり、劣化したりするような見た目になることもあるため、元の画像は必ず別データとして別の場所に保存しておくこと、画像の圧縮後にパソコン・スマートフォン・タブレットなどで、画像がしっかりと表示されているかチェックしておくことをおすすめします。
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WordPressの初期設定でよくある質問に回答
最後にWordPressの初期設定でよくある質問に対する回答をいくつかご紹介します。
下記が初期設定の状態で行うべきセキュリティ対策です。
WordPressはプラグインを導入することでセキュリティを強化することができるため、二要素認証を導入できるプラグインやセキュリティを強化できる総合的なプラグインなどの導入も前向きに検討しましょう。ただし、セキュリティ系のプラグインはインストールした後に適切な設定を行わないと、管理者であってもログインできなくなる可能性があるので十分に下調べしてからインストールと有効化を行うようにしてください。
WordPressの一部の設定メニューが表示されない理由としては、アカウントの権限が管理者権限とは違う場合と、プラグインのインストールによる項目の変更が推測されます。そのため、まずは自分自身がログインしているアカウントが管理者権限がどうかをチェックしましょう。また、何らかのプラグインをインストールしている場合は無効化することで、デフォルトの設定項目が復活する可能性があるので試してみてください。もし、ご自身が管理者でない場合はセキュリティ面で設定が変更できないようにしてある可能性も高いため、設定したい項目などがあれば管理者に相談するようにしましょう。
パーマリンクの設定については、SEOの観点から考えると投稿名:投稿タイトルによる表示が一番のおすすめになります。パーマリンクの設定によるURLはパソコンのブラウザにあるアドレスバーに表示されるURLの文字列になるため、訪問して閲覧するユーザーの視認性も高く、利便性の観点からも効果的です。パーマリンクの変更は既存の投稿記事にも影響を与えるため、すでにされ検索エンジンにインデックスされている記事が多数ある場合はアクセスが激減する可能性もありますので、十分に注意し、自己責任で慎重に行うようにしてください。
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ABLENET
運営者情報
ABLENET®は株式会社ケイアンドケイコーポレーションが提供するホスティングサービスです。レンタルサーバー(共用サーバー)、VPS(仮想サーバー)、GPUサーバーを提供しています。
WordPress初期設定マニュアル!超初心者でもわかる必ずやるべきこと

「WordPressをインストールしたけど、次は何をするんだろう?」「WordPressの基礎的なことが知りたい」とお悩みではありませんか。
WordPressインストール直後のデフォルトの状態でも、骨格となるサイトの構成はしっかりとはしているものの、オリジナリティや他のサイトとの区別化をするためには細かな設定をしていく必要があります。
今回はWordPressインストール直後にやるべきこと6選、WordPressの基本となる主な設定画面の使い方、そして応用編として初心者におすすめのプラグイン設定ガイドについてお話しします。

目次
WordPressインストール直後にやるべきこと6選

はじめにWordPressインストール直後のデフォルトの状態から卒業するためにやるべきことを把握することから始めましょう。
- WordPressアドレスとサイトアドレスの確認
- 好みのテーマ(デザイン)を選んで有効化する
- サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定する
- パーマリンク設定画面でURLの形式を決めよう
- 投稿カテゴリーを作成して未分類を変更する
- 不要なサンプル記事や固定ページを削除しよう
上記がWordPressインストール直後にやるべきこと6選です。それぞれについて簡単にわかりやすく解説していきます。
WordPressアドレスとサイトアドレスの確認
WordPressは設置したディレクトリとドメイン名によってWordPressの管理画面アドレスとサイトのアドレスが設定される仕組みになっています。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「一般」をクリック
上記の手順によって、現在のWordPressアドレス(URL)、サイトアドレス(URL)の両方が確認できます。
例えば、ドメイン直下にWordPressをインストールした場合は下記のように表示されるでしょう。
・WordPressアドレス (URL)
https://example.com
・サイトアドレス(URL)
https://example.com
「example.com」の部分をご自身で取得したドメインに置き換えて確認してみてください。
次にWordPressを「blog」というディレクトリにインストールした場合の表示を見てみましょう。
・WordPressアドレス (URL)
https://example.com/blog/
・サイトアドレス(URL)
https://example.com/blog/
上記のような形で、「blog」のディレクトリ構造を含んだURLの表記になります。
WordPress初心者の方の場合、自分自身がどのディレクトリにインストールしたかわからない、もしくは誤って違うディレクトリにインストールしてしまうこともあるため、URLとして表示したいサイトアドレスが異なっている場合、異なるディレクトリにインストールしたWordPressを削除して、正しい任意のディレクトリに再インストールして、再度アドレスを確認してみてください。
好みのテーマ(デザイン)を選んで有効化する
WordPressはテーマを選ぶことで、サイト全体のデザインを簡単に変更することができます。そのため、WordPressサイトとして運営するジャンルや方向性、そして自分自身の好みに合わせてテーマを選び、有効化をしてデザインを適用する作業を行いましょう。
テーマを変更する時の注意点としては、テーマの項目内にある「カスタマイズ」の項目をクリックして、注意喚起のポップアップ表示を無視してファイルの変更を行ってしまうと、WordPressのサイトのデザインが崩れたり、最悪の場合はWordPressが正常に起動しなくなってしまうことが挙げられます。
WordPress初心者の方の場合、安易に管理画面の項目を変更するようなことはせず、必ず調べながら変更するようにしましょう。また、WordPressのカスタマイズと並行して「バックアップと復旧」についても学んでおき、いつでも復旧できるようにスキルを身につけておくと安心です。
テーマとは?無料テーマの選び方と変更方法
WordPressのテーマとは、WordPressで構築するサイトのデザインやレイアウト全般をひとまとめにしたテンプレートです。HTMLやCSS、PHPのソース、画像などのファイルで構成されており、プログラミングがわからない人でもクリックだけで簡単にサイト全体のデザインを変更する便利な機能と言えます。

- WordPressの管理画面の左側にある「外観」をクリック
- 外観の項目が開いたら「テーマ」をクリック
- テーマをクリックして右側に表示された「新規追加」をクリック
上記の手順によって、WordPressの管理画面内でテーマが表示されるようになります。基本的にほとんどのWordPressテーマは無料ですが、有料のものや一部の機能の利用が有料のものなどあるので注意しましょう。

気に入ったWordPressテーマを見つけたら、マウスでクリックすることで「インストール」の項目が現れますので、インストールをクリックしましょう。インストールされた後「有効化」のボタンがクリックできるようになりますので、クリックすれば選んだ新しいWordPressテーマが適用されるようになります。
同じ手順で他のテーマを選ぶことで、簡単にサイト全体のデザインを変更することが可能です。
サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定する
WordPressはインストール直後の場合、インストール時に設定したサイトのタイトルのままであり、キャッチフレーズもデフォルトのままになっているため変更する必要があります。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「一般」をクリック
上記の手順によって、サイトのタイトルとキャッチフレーズの入力フォームが表示されます。それぞれに任意の文字列を入力することで、サイトのタイトルとキャッチフレーズを変更することが可能です。サイトのタイトルはインストール時に設定した文字列で問題なければ変更する必要はありません。
サイトのタイトルとキャッチフレーズは、サイトを覚えてもらうため、もしくは方向性を明確に伝えるための重要な要素であることから、慎重に検討するようにしましょう。また、設定した内容はSEOに影響があることも忘れてはなりません。無関係の文字列にするよりも、何らかの関係性がある文字列を含めることをおすすめします。
また、サイトのタイトルとキャッチフレーズは読みやすく、すぐに理解できるようにすることでアクセスしてきたユーザーに覚えてもらいやすく、覚えてもらうことで信頼性が高まるということも覚えておいてください。
パーマリンク設定画面でURLの形式を決めよう
パーマリンクとは、新しく記事を投稿する時、それぞれのページに割り振られるURLです。WordPressはデフォルトの状態で投稿した記事の順番の数字でURLが設定されるようになっており、覚えやすいアドレスとは言えないため変更することをおすすめします。

- WordPress管理画面の左側にある「設定」をクリック
- 設定の項目が開いたら「パーマリンク」をクリック
上記の手順によって、パーマリンクの設定画面が表示されるようになります。共通設定ではデフォルトの数字で表示される基本になっているため、任意の設定に変更しましょう。投稿名の含まれるに設定する場合、投稿のタイトルが日本語の場合はそのままタイトル全部がURLになってしまうので、URLが冗長化してしまうことに注意が必要です。

投稿ごとにSEO効果が高く、視認性も良いURLにしたい場合、投稿するタイミングでタイトルのキーワードをいくつかピックアップして英語に翻訳し、投稿の「リンク」の項目を変更して、その都度URLを設定してみても良いでしょう。
投稿カテゴリーを作成して未分類を変更する
WordPressはデフォルトの状態ですと、カテゴリーが「未分類」の状態になっています。サイトを訪れてくれたユーザーの方に「未分類」と表示されてしまうという意味でもあるため、未分類の文字列の変更と、新しいカテゴリーの作成を行って、投稿を分類できるよう設定を行いましょう。

- WordPress管理画面の左側にある「投稿」をクリック
- 設定の項目が開いたら「カテゴリー」をクリック
上記の手順によって、カテゴリーの設定画面が表示されるようになります。WordPressインストール直後であれば、未分類の項目のみが表示されているでしょう。未分類の項目の編集をクリックすることで、未分類の名称を変更することができます。「ブログ」「コンテンツ」「新着」といった名称にしておくことで、カテゴリーを設定しないままうっかり投稿した場合でも自然な形で表示されるのでおすすめです。ただし、気がついたタイミングで、カテゴリーを設定していない投稿記事の編集を行い、適切なカテゴリーを設定することを忘れないようにしてください。
カテゴリーの追加方法については、同じ設定画面の「新規カテゴリー追加」の部分で設定することができます。「名前」は投稿などで表示されるカテゴリーそのものの文字列、「スラッグ」はURLで表示される文字列であるため、名前は日本語でも問題ありませんが、スラッグの場合は日本語ですと表示が長くなってしまうため、なるべく翻訳して英語表記にした方が良いでしょう。
カテゴリーとタグの違いと効果的な使い方

WordPressのコンテンツの分類方法として、「カテゴリー」と「タグ」の2種類があります。カテゴリーとタグの違いはカテゴリーが大まかなジャンルや分類で利用しやすくなっていること、タグは含まれるキーワードや同じくジャンルを分類として利用しやすいことです。また、カテゴリーとタグで設定したスラッグによるURLが、それぞれカテゴリーとタグを設定したページが表示できる一覧になるということも覚えておいてください。
カテゴリーとタグの効果的な使い方として、訪問して閲覧してくれるユーザー目線で考えることが大切です。例えば、コンテンツの分類をカテゴリーで設定するようにすれば、同じ分類のコンテンツを閲覧したい方の利便性が向上します。同じくコンテンツの内容に含まれるキーワードをタグに設定しておくことで、同じキーワードでコンテンツを閲覧したい方の利便性が向上するようになるでしょう。
注意点としては、ユーザーの混乱を避け、利便性を低下させないためにも、SEOのために無関係のジャンルやキーワードを羅列するようなことは避けてください。カテゴリーも複数設定するのではなく基本的には1つ、タグの場合もキーワード的に重要なものを多くても3つまでの設定にするように心がけるようにしましょう。
不要なサンプル記事や固定ページを削除しよう
WordPressインストール直後の場合、デフォルトでサンプル記事や固定ページが設定されている状態のままですので削除をしましょう。

サンプル記事を削除したい場合、WordPress管理画面の左側にある「投稿」をクリックすると表示される投稿一覧から、ご自身で作成していないサンプル記事を選択して、ゴミ箱に移動するようにしましょう。注意点としては、サンプル記事とともにテストや練習のために作成した投稿記事は削除しても良いですが、もしくは下書き状態の公開する予定の記事などを誤って削除しないことです。特に複数人でWordPressサイトを運営する場合は他の方が作業されている可能性もあるので注意してください。
固定ページのサンプルを削除したい場合、WordPress管理画面の左側にある「固定ページ」をクリックして表示される一覧から、不要な固定ページを選んでゴミ箱に移動しましょう。
サンプル記事や固定ページを削除する場合、ゴミ箱に移動した後に最終的な削除を行えるようになります。誤ってゴミ箱に移動したとしても、いきなりされない仕組みになっているのでご安心ください。ただし、ゴミ箱から削除すると元には戻せないということをしっかりと覚えておきましょう。
固定ページと投稿ページの違いと使い分け方法
固定ページと投稿ページの違いについては、管理する側の違いとしては、固定ページと投稿ページがWordPressの管理画面で区別されている点にあります。また、前述したパーマリンク設定は基本的に投稿ページに適用されるものであるため、閲覧するユーザー側としての違いは、URLの割り振り程度の違いでしかなく、ユーザー側としてはあまり違いを感じることはないでしょう。
固定ページと投稿ページの使い分け方法として、基本的には固定ページはあまり更新されない重要なページを公開する時に利用するのがおすすめです。投稿ページはコンテンツマーケティングを行ったり、ブログなどで定期的な更新を行ったりするような形で区別すると良いでしょう。
また、固定ページの場合は必ずURLの文字列を設定するということを覚えておいてください。ドメイン名に加えて、固定ページが何のページかをすぐに理解できる英語の文字列にすることで、見やすいURLとなり、SEO的な効果もあるので非常におすすめです。
固定ページでAboutやプライバシーポリシーを作る
固定ページのあまり更新されない重要なページとは、Aboutやプライバシーポリシー、会社概要や代表的な商品及びサービスの紹介、従業員やスタッフの紹介、お問い合わせページなどが挙げられます。どのページにおいても、定期的な更新は必要がないこと、内容的にほとんど変更されるものではないことを加味して固定ページに分類すると良いでしょう。

- WordPress管理画面の左側にある「固定ページ」をクリック
- 設定の項目が開いたら「新規追加」をクリック
上記の手順で新しい固定ページを作成することができます。また、内容的に更新されるものが含まれているとしても、投稿に含めてしまうと管理しづらかったり、投稿のコンテンツ数に紛れてわかりにくかったりしないようにするために、固定ページで作成するのもおすすめです。ポイントとしては、投稿に含めたら管理しづらいかどうか、ページそのものが独立しており、重要かどうかで判断するようにしてみてください。
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WordPressの基本となる主な設定画面の使い方

次にWordPressの基本となる主な設定画面、すなわちWordPress管理画面の「設定」の項目でできることを把握しておきましょう。
設定の項目は頻繁に変更や更新するものではないものの、WordPressの基盤となる部分でもあるため、最初の段階でしっかりと把握した上で設定しておかないと後々に苦労する可能性があるということを覚えておいてください。
また、設定画面の項目はプラグインやテーマのインストールによって、WordPress直後の項目と異なる場合がありますので、見慣れない項目がある時は調べながら設定するようにしましょう。
- 一般設定画面でできることをわかりやすく解説
- 表示設定画面はホーム画面の見え方を決める設定
- ディスカッション設定画面はコメント管理とスパム対策
- メディア設定画面は画像サイズの基本設定を決める
それぞれ順に解説します。
一般設定画面でできることをわかりやすく解説

- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
- WordPressアドレス(URL)
- サイトアドレス(URL)
- 管理者メールアドレス
- メンバーシップ
- 新規ユーザーのデフォルト権限グループ
- サイトの言語
- タイムゾーン等
上記が一般設定画面のデフォルトの項目です。サイトのタイトルとキャッチフレーズの設定、WordPressアドレスとサイトアドレスの確認については先に解説しました。管理者メールアドレスはWordPressのインストール時に設定したメールアドレスになっているため、こちらの項目で任意のメールアドレスに変更することができます。
メンバーシップや新規ユーザーのデフォルト権限グループについては、会員制のサイトやECサイトを構築する際に変更する必要がある可能性が高い項目ですので、ユーザーの追加を伴うサイトやサービスの運営を行う可能性があるならば一般設定画面にあることを覚えておきましょう。
サイトの言語やタイムゾーンなどの項目は、インストール時に設定したデフォルトの状態になっていますが、こちらも問題なければ特に変更する必要はありません。ただし、急にWordPressの管理画面が英語表記になってしまった場合など、こちらの設定が変更されている可能性もあるのでチェックしてみましょう。
表示設定画面はホーム画面の見え方を決める設定

- ホームページの表示
- 1ページに表示する最大投稿数
- RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数
- フィードの各投稿に含める内容
- 検索エンジンでの表示
上記が表示設定画面のデフォルトの項目です。表示設定画面の項目では、ホームページのURLであるサイトアドレスで表示されるホーム画面の見え方を決めることができます。投稿ページの表示する数を決めたり、固定ページを表示するようにしたり、RSSで表示される投稿数や内容を設定することが可能です。
表示設定画面の一番重要な項目は、検索エンジンでの表示の項目です。WordPressをインストールする際に検索エンジンのインデックスの有無を設定した記憶があれば、正しい状態かどうか必ず確認しておいてください。「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックボックスのチェックが外れている状態が正しい状態ですので、もしチェックが入っている場合は外しましょう。
ただし、WordPressサイトを正式に公開する前のカスタマイズや準備しているような段階にあれば、検索エンジンにインデックスされる必要がないため、チェックを入れておいても構いません。
ディスカッション設定画面はコメント管理とスパム対策

- 投稿のデフォルト設定
- 他のコメント設定
- 自分宛のメール通知
- コメント表示条件
- コメントモデレーション
- コメントブラックリスト
- アバター
上記がディスカッション設定画面のデフォルトの項目です。WordPressサイトの内容によっては、投稿記事に対するコメントなどが不要な場合もあるでしょう。同時にスパムが発生しないように防止するためにも、スパム対策としてこちらのディスカッション設定にある投稿のデフォルト設定にある「新しい投稿へのコメント許可」と「新しい投稿に対し他のブログからの通知(ピンバッグ・トラックバック)を受け付ける」の項目のチェックも外しておくと良いでしょう。
これらの設定のチェックボックスのチェックを外しておかないと、悪意のある第三者からのスパム的なコメントやピンバック及びトラックバックが自動で受け付けられてしまうので、何らかの理由で必要としない限りは必ず外しておくようにしておいてください。
ディスカッションのアバター設定については、WordPressサイトを複数の方で運営する場合において、投稿される方が何人かいる場合に設定しておくと、設定された方の区別がつくようになりますのでおすすめです。
メディア設定画面は画像サイズの基本設定を決める

- 画像サイズの設定
- 各サイズを設定する
- ファイルアップロード
上記がメディア設定画面のデフォルトの項目です。メディア設定画面では、設定画面では画像サイズの設定がどうなっているかをチェックしましょう。基本的には画像サイズの設定と各サイズの設定などの数値を変更する必要はありません。
解像度の高い画像を利用したり、記事コンテンツとして画像のサイズをある程度固定化して指定したりしたい場合はこちらで設定を行いましょう。アイキャッチ画像やサムネイルのための画像を利用する程度、もしくはグラフや簡単な表などを表示したいというような内容であれば、デフォルトの値のままで問題ないということは覚えておいてください。
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応用編|初心者におすすめのプラグイン設定ガイド
次に応用編として、初心者におすすめのプラグインの設定については以下の通りです。
- プラグインとは?インストールと有効化の基本
- SEO対策に役立つプラグインとその設定
- 表示速度を向上させるキャッシュプラグインの設定
- お問い合わせフォーム作成プラグインの導入と設定
- 画像最適化とメディア管理のためのプラグイン設定
それぞれ順に解説します。
プラグインとは?インストールと有効化の基本
WordPressのプラグインとは、WordPressの本体がデフォルトの状態では備わっていない機能やデザインのカスタマイズが行える仕組みを指します。テーマのようにHTMLやCSS、PHPや画像などのデータやファイルがまとまっているのがプラグインであり、テーマと同じく新規追加からインストールして有効化することで適用することが可能です。

- WordPress管理画面の左側にある「プラグイン」をクリック
- 設定の項目が開いたら「新規追加」をクリック
上記の手順でWordPressにインストールできるプラグインの一覧が表示されるようになります。すでに表示されているプラグインの中から選択するか、任意のプラグイン名で検索し、表示されたらクリックすることでインストールと有効化することが可能です。ただし、闇雲にプラグインをインストールして、有効化してしまうと思わぬ不具合が発生する可能性がありますので、ご自身のサイトに必要な機能やデザインを表現するためのプラグインのみインストールして有効化するようにしましょう。
基本的にプラグインは必要なものに絞り込むこと、重複する機能があるプラグインはどちらか1つにすることをおすすめします。また、プラグインによっては全ての項目が日本語表記に翻訳されていない可能性もあるため、時には翻訳しながら設定する必要がありますが、翻訳してもわからない項目があるようなプラグインは無効化して削除した方が無難です。
なるべく、情報源のたくさんあるプラグインを利用すること、1つの機能に絞り込んであるプラグインで、わかりやすい機能と説明になっているものを選ぶことでプラグインの管理がしやすくなります。
Hello Dollyなど不要プラグインは削除してOK

プラグインのインストールや有効化を行うタイミングでは、不要なプラグインの削除も一緒に行いましょう。例えば、デフォルトでインストールされている「HelloDolly」のようなプラグインは無効化した上で削除しても問題ありません。その他にもインストールしたものの有効化していないプラグイン、もしくは新しく同じようなプラグインを導入して不要になったプラグインなども無効化して削除しておくと良いでしょう。
プラグインはWordPress本体とテーマなどへの影響が把握しにくい要素でもあるため、不要なプラグインはなるべく有効化しておかないこと、一時的に無効化しておく場合を除いては必ず削除しておくことが大切です。有効化しておくと何らかの不具合や相性によるエラーなどが発生し、デザインが崩れたり、WordPress本体が正常な状態で稼働しなかったりする場合もあるので十分に注意しましょう。
SEO対策に役立つプラグインとその設定

SEO対策に役立つプラグインとして代表的なものに「Yoast SEO」と「Rank Math SEO」があります。特徴としてはどちらもSEOに関する機能が備わっており、スコアや改善点に関するアドバイスの対策をしていくことで、検索エンジンからの評価を上げることが期待できます。
SEOについて特化したプラグインが良いというのであれば、Rank Math SEOをインストールして有効化してみましょう。インストールして有効化した後、WordPressの管理画面にRank Math SEOの項目が設定されます。同時に投稿ページや固定ページの編集画面にRank Math SEOによる改善点が表示されるようになるのでチェックしてみてください。

SEOの設定としては、まずは記事や固定ページの主軸となるキーワードを設定すること、設定したキーワードを投稿ページや固定ページの中で使われているからのチェックがRank Math SEOで自動で行われるため、赤くなっている項目が緑になるように作業すると良いでしょう。
Rank Math SEOでサイト全体の項目が90点以上になれば、サイト全体のSEO的な構造の部分も問題ないということになります。
表示速度を向上させるキャッシュプラグインの設定

表示速度を向上させるキャッシュプラグインとして代表的なものは「W3 Total Cache」と「WP Super Cache」の2つです。どちらもキャッシュの設定と有効期限の設定ができるようになっており、ページの表示速度の向上が期待できるプラグインと言えます。
例としてWP Super Cacheの設定方法を説明しますと、まずはインストールして有効化しましょう。有効化後に「WP Super Cache」の項目が追加されますのでクリックしてください。

簡単設定が表示されたら、「キャッシング利用(推奨)」の項目のチェックボックスにチェックを入れて「ステータスを更新」のボタンをクリックすることでキャッシュが使えるようになります。
その他の細かな設定については、一つひとつの項目を調べながら、必要なものを適宜、値や設定の変更を行うようにしましょう
お問い合わせフォーム作成プラグインの導入と設定

お問い合わせフォーム作成プラグインとして代表的なものは「Contact Form 7」と「WPForms」の2つです。どちらも簡単な入力操作のみでお問い合わせフォームやその他の送信フォームを作れるようになっており、WordPressサイトとして最大限に必要なお問い合わせフォームを設置したい場合に役立ちます。
例としてWPFormsの設定方法の大まかな流れを説明しますと、まずはインストールして有効化すると、WordPressの管理画面に「WPForms」の項目が追加されますのでそちらをクリックします。セットアップのタブをクリックして、テンプレートを選択する画面が現れたら「簡単なお問い合わせフォーム」の「テンプレートを使用」の部分をクリックしてください。

テンプレートの項目の内容を編集して保存をしたら、フォームの一覧に設定したお問い合わせフォームのショートコードが表示されますのでメモして、固定ページでお問い合わせのページを作成し、ショートコードを設定することで、お問い合わせフォームのあるページが完成します。

細かい部分については省いてありますので、WPFormsで検索して詳細な設定方法を確認してみてください。
画像最適化とメディア管理のためのプラグイン設定

画像最適化とメディア管理のためのプラグインの代表的なものは「EWWW Image Optimizer」と「Smush」の2つです。どちらも既存の画像の圧縮やインストール後にアップロードする画像の圧縮および設定などが可能になる仕組みを備えています。
例としてEWWW Image Optimizerの設定について説明しますと、まずはインストールして有効化するだけで、インストール後にアップロードした画像は自動で圧縮されるようになるので非常に便利です。

すでにアップロードした画像も圧縮したい場合は、WordPressの管理画面の「メディア」の項目をクリックし「一括最適化」の項目をクリックすることで、今までにアップロードした画像を一括で圧縮することができます。
画像を圧縮することで、画像のタイプや内容によっては荒くなったり、劣化したりするような見た目になることもあるため、元の画像は必ず別データとして別の場所に保存しておくこと、画像の圧縮後にパソコン・スマートフォン・タブレットなどで、画像がしっかりと表示されているかチェックしておくことをおすすめします。
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WordPressの初期設定でよくある質問に回答
最後にWordPressの初期設定でよくある質問に対する回答をいくつかご紹介します。
下記が初期設定の状態で行うべきセキュリティ対策です。
WordPressはプラグインを導入することでセキュリティを強化することができるため、二要素認証を導入できるプラグインやセキュリティを強化できる総合的なプラグインなどの導入も前向きに検討しましょう。ただし、セキュリティ系のプラグインはインストールした後に適切な設定を行わないと、管理者であってもログインできなくなる可能性があるので十分に下調べしてからインストールと有効化を行うようにしてください。
WordPressの一部の設定メニューが表示されない理由としては、アカウントの権限が管理者権限とは違う場合と、プラグインのインストールによる項目の変更が推測されます。そのため、まずは自分自身がログインしているアカウントが管理者権限がどうかをチェックしましょう。また、何らかのプラグインをインストールしている場合は無効化することで、デフォルトの設定項目が復活する可能性があるので試してみてください。もし、ご自身が管理者でない場合はセキュリティ面で設定が変更できないようにしてある可能性も高いため、設定したい項目などがあれば管理者に相談するようにしましょう。
パーマリンクの設定については、SEOの観点から考えると投稿名:投稿タイトルによる表示が一番のおすすめになります。パーマリンクの設定によるURLはパソコンのブラウザにあるアドレスバーに表示されるURLの文字列になるため、訪問して閲覧するユーザーの視認性も高く、利便性の観点からも効果的です。パーマリンクの変更は既存の投稿記事にも影響を与えるため、すでにされ検索エンジンにインデックスされている記事が多数ある場合はアクセスが激減する可能性もありますので、十分に注意し、自己責任で慎重に行うようにしてください。
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